マーケティングサービス

 

 

ストーリーを描くことができるニュースを

購入活動によって、得たいと願う本質はなにか。
人はものを買うとき何を欲しているか、考えたことはありますか?

あなたは、本屋に入ります。1冊の本を手に取り、レジへ向かいます。
会計をするとその本があなたのものになります。
あなたはその本を手にすることだけが目的でお金を支払ったのか?
たぶん違います。
その本を読んで、そのなかに書かれていることに感動したり、新しい知識を得たり、
ということがいちばんの目的だったはずです。
・・・ま、たまには書棚にその本があることに意味がある、という人もいるかもしれませんね。

ではもうひとつ、例を出してみましょう。

あなたは、喫茶店に入ります。そしてコーヒーをたのみます。
お金を払うと、コーヒーが運ばれてきます。
あなたはコーヒーを手にすることが目的だったのか?
いえいえ、そのコーヒーを買ったのは、たぶん飲んでおいしいと感じること、
ほっとする感情を求めたからでしょう。

あなたがマッサージ店に入って肩をもんでもらうのは、肩をもむ行為を求めたのではなく、
リラックスして肩こりや首の疲れを和らげたかったからです。

何がいいたいかというと、
つまり価値はその「もの」にあるのではなく、
手にした結果もたらされる、なにかしらの「よいこと」のはずなのです。

では、その価値さえはっきりさせておけば、人はものを買ってくれるか?
というと、実はそうでもありません。

ものを買うときには、みな多少なりとも考えます。
たとえば服1枚買うのにも、買っていいものかどうか迷うし、
買うと決めても、この商品とあの商品のどちらを買おうかと迷う。
さまざまな判断材料を並べたあとに決め手となるのは、
「価格が商品を手にする価値と見合っている」
もしくは「手にすれば、きっとよいことがある」
あるいは「こっちのほうがあっちよりよい」という確信。

人が「見る」「聞く」「知る」から「買う」に至るまでには、数多くの判断材料が転がっています。
売るためには、商品の強みをアピールするくっきりとした差別化が必要です。
世の中の人々がどのようなものを求め、どのような行動様式をとるかというデータは欠かせません。
マーケティングの目的はニュースになるものがどこにあるか、なにがニュースになるかを知ること。
マーケティングの骨子である【4P】
つまり「プロダクト」「プレイス」「プライス」「プロモーション」には、
ニュースのもとがたくさん隠されています。

マーケティングの手法であるグループインタビューやインターネット調査、
会場調査、街頭アンケート、覆面調査、ヒアリングによる実態調査や意識調査、
満足度調査、広告効果測定、市場動向調査などは、それ自体が目的ではありません。
そのどこにニュースをみつけられるか?
そこからどんなストーリーが描けるか?
私たちはそこが最重要ポイントと考えて、すべてのマーケティングを手がけています。

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