BVLGARI RESORT BALI
【Indonesia】

2021年10月30日

バリ島のウルワツ地区に位置するブルガリリゾートバリ。世界中の女性を魅了するハイジュエリーブランドのホテルだけあって、期待感が高まります。
バリ建築の高い天井のエントランスに迎えられ、非日常の世界へ。職人の手によって切り出された火山石とエキゾチックな木材で造られた雄大な空間は、アントニオ・チッテリオ、パトリシア・ヴィエル＆パートナーズの設計によるもの。

一歩足を踏み入れると、バリ島の自然とブルガリのラグジュアリーモダンな世界観が融合した風景が広がります。
リゾートの広大な敷地には、５９室のヴィラとウェディングなどで使われる豪華なブルガリヴィラ、５つの独立したベッドルームを持つマンションが点在しています。

海抜150ｍの断崖にあるリゾートからは、紺碧のインド洋が見渡せ、何とも言えない開放感。
澄んだ空気に、青い空と海。至る所に咲くプルメリアやブーゲンビリアの花の甘い香りに包まれて、まるで天国にいるようです。

スタンダードなオーシャンビューヴィラに宿泊しました。ここもバリの伝統的な建築にブルガリのテイストが散りばめられ、とても心地良い時間を過ごせます。
マホガニー材の落ち着いたインテリアに、ハンドメイドのファブリックが映えるベッドルーム。リビングは屋外にあって、目の前のプールからはインド洋が見渡せます。聞こえるのは鳥の声と波の音だけ。
お部屋に置かれたウエルカムスイーツも可愛くて、細かいサービスにもセンスを感じました。

そしてこのヴィラで一番テンションが上がったのが、バスルーム。
洗面所と一体化していますが、広さは日本の一般的なリビング並みです。写真でわかりにくいですが、ガラス戸を出た壁面にはシャワーがあって、鳥のさえずりや木々の香りを感じながらリラックスしてシャワーを浴びることができます。

一息入れたらリゾート内を探索。ブルガリバリには全長1kmのプライベートビーチがあり、絶壁からの専用ゴンドラでのみアクセス可能です。高所恐怖所の方は足がすくんでしまうかも。。。
断崖の途中にはカジュアルなレストラン「ラスピアッジャ」があり、眼下に海を見ながらシーフードグリルを楽しめます。浜辺を散歩するのはもちろん、断崖の上から美しい絶景を見るだけでも行く価値ありです。

そして何より楽しみなのは、ザ・ブルガリスパ。
リゾートの真ん中のスパエリアに位置し、８つのトリートメントルームがあります。外観は「Jogloハウス」を取り入れたアンティークな雰囲気。バリ島で採れるハーブやエッセンシャルオイルを使ったトリートメントが受けられます。

石造りで雰囲気のあるトリートメントルームは窓が取り払われた半屋外になっていて、目の前が海！汐風と波の音を聴きながら施術を受けるマッサージはなんとも贅沢です。

温めた火山石をチャクラにのせて体をじんわり緩めながら、バリの伝統的な手技のオイルマッサージを受けました。ディープな圧で深いリラクゼーションに包まれ、波音をBGMにウトウトしながら至福のひととき。
施術後はプールに面したリラクゼーションエリアで、フルーツ＆ハーブウォーターを飲みながら海を眺めてゆったり過ごします。

ヨガスペースやスパエリアもあるので、ヨガのクラスを受けてプールでひと泳ぎしたあと、リラクゼーションエリアで読書…という感じでトリートメント以外でもリゾート感が満喫できます。スタッフの方々も親切で、笑顔が印象的でした。

そしてお食事ですが、リゾートには崖の途中の「ラスピアッジャ」の他に、インドネシア料理とヘルシーな朝食がいただける「サンカール」と、メインダイニングのイタリアン「ルカファインティン」の３つのレストランと「ザブルガリ　バー」があります。

サンカールでいただく朝食は、新鮮なフルーツや野菜ジュース、スーパーフードたっぷりのサラダなど、体の中から綺麗になれそうなメニュー。焼き立てパンやスイーツも充実していました。

朝食は波音が聴けるテラスがおすすめですが、夜は籠灯でライトアップされたダイニングも素敵です。

ディナータイムのみオープンのイルリストランテルカ・ファンティンは、イタリアの伝統料理と地元のオーガニックな食材を融合させた独創的な一皿を楽しむことができます。

東京・銀座のブルガリタワーにも店舗があり、シェフであるルカ・ファイティンが創り出すイノベーティブなイタリアンをいただくことができます。
個人的には、バリのお店の方が素材を活かしながらハーブやスパイスを効かせている感じで、銀座の方は食材の合わせ方が日本人好みで繊細な仕上がりな気がしました。どちらも、また食べたい！と思わせる美味しさです。

食後はレストランの眼下に広がる池に浮かぶザ・バーで、お酒を楽しんでも。
昼間は新鮮な魚介や野菜をバリテイストのランチをいただいたり、まったりとしたティータイムを過ごすのもおすすめです。