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PR活動の基本の「き」

今回は、PRとは具体的にどんな活動をするのか?お伝えします。
PR活動の基本は三つ。
「マーケティングPR」
「ブランディングPR」
「ポジショニングPR」
これら全てを兼ねる場合もありますが、今回はこの三つの基本をおさえておきたいと思います。

マーケティングPR
マーケティングPRとは、その言葉通りPR活動の目標を商品の売り上げUPに設定するPRです。
 売り上げを達成するために行うマーケティングPRは、消費者の購買意欲を刺激することです。つまりモノを買う理由を作ること。
消費者がモノを買うには色々な理由があります。それがお得感なのか安心感なのか、見た目の良さなのか、巷で話題になっているからなのか。
必要に迫られてという場合でも、A社のものかB社のものか決める何らかの理由がありますよね。
その理由をたくさん提示する。もしくは強烈な理由を生み出す。それによってクライアントの商品を買ってもらうよう消費者を動かしていく。それがマーケティングPRです。

ブランディングPR
ブランディングPRとは、活動の目標をブランド認知拡大と理解促進に設定するPRです。
ブランドとは、ルールやイメージを守り続けることです。しかし、それが古くさくなってしまっては、消費者の購買意欲をそそることはできません。
ブランディングPRとは、ブランドのルールやイメージの鮮度を保って、いつまでもイキイキとみせることだと考えています。
すでにブランドテーマが規定されている場合は、その世界観をニュースにするという視点でプランニングをします。
まだブランド規定がない場合は、ブランドを構築する作業から参加させていただくケースもあり、社会に向けてどのようにブランドを発信していくか、育てていくかを提案します。売上UPに直結はしませんが、長期的視点で捉えると非常に大切なPRと言えます。

ポジショニングPR
ポジショニングPRとは、PR活動の目標を商品のポジション取りやポジショニングチェンジに設定することをいいます。
ポジショニングチェンジとは、現在のイメージと違うイメージをアピールすることよって、その商品の現在のポジションを変化させる手法です。
うまくいけば新たなマーケットが生まれます。定番商品や、長年愛用されてきた商品によくあるPRの方法です。
例えば40年前に発売され、そのままずーっとたくさんの方々にご愛顧されてきました、というような商品の場合を考えてみましょう。発売当初、ターゲットにしていたのは若い女性でしたが、長い間使い続けてくれている間に、彼女たちも60歳になってしまいました。気が付くと商品にもすっかりシルバー商品のイメージが…。
そこで、必要になるのがポジショニングチェンジです。
まずは感度の良い消費者の頭の中を探ることからスタート。企業サイドの提供している商品やサービスのメリットを超えるアイデア、発想を持つ消費者は必ずどこかに存在します。彼らの考え方を探り、一般化して新しい魅力を打ち出し普遍にすることがポジショニングPRです。
商品やサービスの意外な使われ方を記事にしてもらったり、ヘビーユーザーの購入動機、使用方法、商品知識をヒアリングして新たな魅力を見出したり、商品のポジションを変える革新的なPRとも言えます。

3つのタイプのPR。それぞれ目的は違いますが、商品と消費者、時には社会を繋ぐという点では共通していますね。
次回は引き続きPRの基本シリーズ。「露出」について考えてみたいと思います。

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